インプラント始める前の予備知識集

天然の歯との違い

第三の歯ともいわれるインプラントですが、その使用感は本物の歯とかなり近いといわれています。
では逆に、どのような点が本物の歯と異なるのでしょうか。
インプラントと天然歯の相違点としては周囲組織の違いを挙げることができるでしょう。
まず天然歯の場合、歯根膜があることや、歯根面に対して垂直な線維、3つの方向からの血液供給などがあります。
しかしインプラントの場合はチタン製の器具を歯に埋め込むというものですので、歯根膜がないということに加えて、歯根面に対して線維の走行は水平であること、3方向ではなく、2方向の血液供給歯根膜しかないという点を挙げることができます。
この歯根膜があるとないとでは、どのような違いが生じるのでしょうか。
歯根膜の作用は、かみ合わせの力を逃がすためクッションのような効果をあげることができますが、これがないと強い圧力に耐えることができないというデメリットがあります。
また天然の歯は、知覚神経が存在し、無理な力が加わったときに回避してくれるものの、インプラントにはその能力がないため、歯ぎしりなどの無理な力には耐えることができません。
それでインプラントにした後は、とくに硬いせんべいなどはなるべく避けたほうが良いといわれています。
さらに線維の走行は垂直に走行しないことや、血液の供給が2方向しかないということは、どのようなデメリットになるのでしょうか。
研究によると感染に対する防御反応が自然の歯よりも劣ってしまうことが分かっています。
それでもしインプラントを埋め込んだ場合には、注意深いブラッシングと定期検査をして、感染しないようにケアをしていくことが重要になってくるといえるでしょう。
さすがに自然の歯にはかなわないものの、このインプラントは人工の歯としてはかなり優れたものとして注目されています。
入れ歯などとは異なり、歯茎にそのまま人工の歯を埋め込むというものですので、かみ心地は自分の歯とほぼ同じですし、ブリッジ治療のように隣の歯を傷つけることもありません。
さらに入れ歯のように金具が見えてしまったりすることもありませんので、見た目の良さでも定評があるといわれています。
しかし治療の費用が高いことや、手術が完成するのに時間がかかってしまうというのが問題にもなっていますので、その点もあらかじめ考えておく必要があるといえるでしょう。
いずれにせよメリットやデメリットがあるので、その点もよく比較することが重要です。

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